友人が面白いからと無理に押し付けるようにして三冊貸してくれた本。
一言で言えば”苦手”。
最初から最後までなじめなかった。
元々村上春樹の作品は大好きという部類ではないけど、これは殊に何だか気持ちが悪く、皮膚感覚で苦手。
でも彼の作品というか文体はとても読みやすい。
とても優しさのある平たい言葉で難しいことでも何でも表現する。
それだけにザワザワと音を立てそうな皮膚感覚が増幅している感もある。
但し主人公”天吾”は好き。
さて、空気さなぎをつむぎかねない勢いで「いいでしょ？！面白いでしょ？」と迫る友人になんといったものか・・・。
