ふぅ~~~っ!


ため息ついて涙を我慢!
何でかしら?何で次女の人生は上手くいかないのかしら?


七月に立ち上げ、九月に正式発足する筈だった次女の夫の会社がポシャった。
元々はIT関係の仕事を自分でやっていた。
でもお金より生活を大切にしたい(次女の身体の事もあり)からと別会社をたちあげた。
この二ヶ月の様子から見て大丈夫だからと、九月発足に向け、ITの仕事で貯めたお金も全て注ぎ込んだ。
その矢先、信じていた共同経営者に裏切られた。
お金もパソコンにあったデータも資料も何もかも消え、連絡もつかなくなった。
つい一週間ほど前「仕事上手く行ってますから安心して下さい。幸せにします。」と電話があったばかりなのに・・・


身体の弱い次女の生活能力を考えると、彼も次女も辛いと思う。
起きてしまった事は仕方がない、一先ず寝てから明日考えようという彼と、
先ず今何が出来るか考えて、即実行。道が見えるまで眠れないという次女。
心配を掛けたくないからと全てを話さず、他から次女の耳に入るという状況で、結果的に嘘をついたような形になってしまった彼と、不信感いっぱいの次女。
「いい事だけ言われて、でもそんなうまくはいかないのが見え見え。内緒事はイヤ。
悪いこともいいことも全部話してよ。夫婦なんだから二人で今後の事も相談したい。」と次女。


両方から相談の電話やメールが入り、二人の生活に口は出さないという決意もゆらぐ。でもこんな時だからこそ心して距離を置き、どちらの味方もしない。
出した結果を応援するだけ。
部屋は早速安い所に引っ越すらしい。


結婚式も早めて七月にして大正解だった。

もし”冬”という最初の予定だったら,式どころではなかった。
「一日でもお姫様出来て良かったじゃない」と言うと
「式のあとずっと忙しくて、いつもいつも何かって言うと九月まで待って。九月過ぎれば時間もお金もゆとりが出るからっていわれ続けで、誕生日(九月二日)目前にこれだもん。」と泣く。

一番泣きたいのは彼の筈。次女もわかっているけれど、自分の注意(いくら共同経営者でもそのやり方は危険だと再三注意)を無視した結果だと怒る。
怒って泣いて、発作を誘発する。


私も何だか泣きたくなってくる。
お金が全てではないけれど、身体の弱い娘の親としては、若くてもかなり収入のある事が安心につながっていた。
でもまあ下の人たちに給料を払っても借金は一切ないというのは良い。夫婦揃ってそれなりに貧乏生活も大丈夫だし・・・若いうちにじっくり二人で苦労するのもいいでしょう。
と少し強がりを言って自分を納得させる。

やっと少し自分のために生きられると思っていた矢先。
あ〜〜〜〜〜あ。幸せでいて欲しいのに。